スポーツのルールを守るように、公衆ルールを守ってきれいなまちづくり・歩道はゴミ箱ではない

歩道はゴミ箱ではありません

株式会社オギノは、5年ほど前から「歩道はゴミ箱ではない」と云う理念の下、東京都内を中心に各地で歩道に散乱する噛み捨てガムの清掃活動を平成23年8月末までに844回実施してきました。

中山弘子新宿区長は、安心安全なまちづくりは清潔なまちから始まるとして、紙くずや空き缶、煙草の吸殻と噛み捨てガムなどのポイ捨てを禁止する略称・ポイ捨て条例を制定するとともに、区内の企業などに呼びかけて、毎週水曜日に歌舞伎町周辺の清掃活動を積極的に進めております。私たち株式会社オギノのメンバーも、この清掃活動に賛同して積極的に取り組んでいますが、ポイ捨て行為は減らないばかりか、清掃活動を眺め見ているだけの傍観者の多さに驚きを感じます。

絆で築く地域社会

東日本大震災後の我が国社会の対応について、世界各国のマスコミなどは、未曾有の大災害にも拘わらず、人々が冷静さを失わずに助け合っている姿に驚きの目を向けていましたが、これは我が国に培われきた“社会の絆”によるもので、隠れていた日本的絆の姿が浮かび上がってきたものだと思います。そこで株式会社オギノでは、“絆”をキーワードに「まち美化問題」に取り組んで行くことにし、新宿区とゆかりの深い三重県伊賀市(別紙参照)にあって、なでしこリーグに参加している伊賀フットボールクラブくの一を応援することにしました。

サッカーをはじめとする全てのスポーツは、子供から大人までが共通するルールで、監督、コーチ、選手が一丸となって(チームワーク)最大限の力を発揮し勝利を目指して戦うものです。同じように区民の皆さんが心を一つにして、まちづくりに取り組んで頂行くならば、新宿のまちからポイ捨ては減少し、誰もが安心安全なまちになると思うのです。

新宿区と伊賀市の歴史的な関係に記述しているように、伊賀FCのメンバーには、元日本代表に選抜された選手が数人おりますし、本年度のユニバーシアード世界選手権大会の日本代表に、中出ひかりさんと乃一綾さんの二人が選ばれ、準優勝の銀メタルを獲得しています。そのほか元日本代表の宮本ともみさんと云う優れたMFが在籍していますが、宮本さんは33歳で結婚されており、長男が6歳のママさんアスリート、先日、国立競技場で行なわれた“なでしこ選抜Xなでしこジャパン戦”に先発出場を果たしています。

宮本さんがママさんアスリートとして活躍できるのは、ご主人をはじめご家族のご理解ご協力なくて出来るものではありません。従って、男女共同参画の輪を広げて行くことにもなります。

和を尊ぶ日本人への回帰

新宿の皆さん! 私達と一緒になって新宿区を明るい安心安全なまちとするため手を携えて、なでしこリーグの伊賀FCを応援しつつ、区民の絆を高めつつ、社会ルールのPRと、男女共同参画の輪を広げて行こうではありませんか。
それは、人に迷惑をかけないと云う、和を尊ぶ日本人への回帰でもあります。

株式会社オギノ 荻野善昭

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◆ 新宿区と伊賀市の歴史的な関係 ◆

伊賀というと伊賀流忍者や俳人の松尾芭蕉の出身地として知られていますが、特に伊賀忍者は新宿区百人町や四谷と非常に関係が深く、天正18年(1590)徳川家康が江戸に入府した際、武田・北条の残党の動向に備え、内籐清成に命じて甲州街道と鎌倉街道の交わる地点(現在の新宿追分付近)に、服部半蔵を首領とする伊賀者百人に鉄砲を持たせ警護にあたらせました。(服部半蔵の墓は若葉2-9西念寺に有)この百人組鉄砲隊同心が居住した土地を百人町と呼び、百人町鉄砲隊として現在に受け継がれています。

伊賀百人組鉄砲隊は、徳川時代が長く続き世の中が平和になるにつれ、警護業務が減る中、家計の助けとして屋敷内に自生していた「つつじ」を、有事の備えとして鉄砲火薬の材料である木炭や硫黄・石灰などを肥料として栽培。やがて江戸中期には「大久保のツツジ」として「江戸名所図会」や「遊歴雑記」などの錦絵にも取り上げられ、明治22年天皇がこの地を行幸されツツジを鑑賞し短歌を詠まれたと皆中稲荷神社境内に石碑が建立されています。

1972年(昭47)には、「大久保のつつじ」が「新宿区の花」として制定されています。

JR大久保駅前歩道壁面

JR大久保駅前歩道壁面

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